2008年1月9日水曜日

PC2100 SODIMM 256MB

動作が不安定な PC2100 SODIMM 256MB を入手した。
メモリチップが壊れかけているので普通ならゴミと同じである。

ノートPCのマザーボードでチップセットやPCMCIAコントローラなどのBGA実装のチップが壊れていると、これもゴミと同じである。しかし、他の部品は使えるものが多く部品取りとして大変役に立っている。

と言う事で?ジャンクノートPCのマザーボードに載っているオンボードメモリをSODIMMに移植してみた。

今回のSODIMMは Infineon(Infineon Technologies AG) HYB25D256160BT-7 が8チップ載っているので128MB×2bank(16M×16bit×4chip×2bank)となる。まあ、普通のタイプのSODIMMと言う事である。
※ここで言う bank はメモリチップ内のバンクではなくマザーボード側から見たメモリバンクである。

手元にあったジャンクノートPCのマザーボードには Micron(Micron Technology) MT46V16M16TG-75B が8チップあり、同じように128MB×2bank仕様であるので、そのまま移植可能だ。

早速とゴテに火を入れマザーボードからメモリチップをはがし取りリードについている半田の除去とクリーニング、そしてリードの修正。SODIMMからも同様にメモリチップをはがし取り、基板の半田除去とクリーニングして準備完了である。

同時にチップコンデンサの容量確認と交換をしてあげると完璧である。

さて、ここまで準備が出来たらあとは簡単で、メモリチップの位置を決めたらブリッジすることを気にせず一気に半田を流して取り付け。あとは半田吸い取り線で余分な半田を取り除いて完了。このときメモリチップのリードの裏側に入り込んだ半田を綺麗に取り除くのがポイントとなる。

半田ブリッジしていないかよく確認して、更に電源ラインのショートが無いか確認もする。電源さえショートしていなければブリッジしてても壊れることはないので、そのままノートPCに入れて動作確認。動かなければブリッジしているはずなので、半田を修正して動作確認。あとは繰り返し...

まあ、ジャンクノートPCのメモリチップが死んでいなければこれで動くはず。

しかし、この作業で約3時間...やはりゴミのリサイクルには手間がかかる!

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