またまたご無沙汰のゴテ屋である。
年末年始と年度末で仕事が忙しく?すっかりブログのことは忘れていたようだ。
前回にも掲載した通り FMV を弄ろうかと仕入れてみたが、つまらない不良ばかりでゴテの出番が少なくネタとして成り立たない程であった。唯一あったのがモバイルノートのチップセット浮き位で、筺体の歪みでマザーボードの BGA チップが浮いてしまったようだ。
と、あまりにもネタが少ないのでこんなものに応募してみた。
「SHARP 新ノートパソコン モニター100名募集」である。
応募したときにはどんなノートパソコンであるかは分からなかったのだが、その後発表のあった SHARP PC-NJ70A が対象のノートパソコンであった。
基本的なスペックは今あるネットブックと変わらず面白みが無いが、タッチパッドの部分が凄く SHARP らしい仕様になっている。
このSHARP らしいタッチパッドは「光センサー液晶パッド」と言うもので、液晶駆動用トランジスタと同じ面に光センサーを配置しバックライトを光源とした反射型の光スイッチであると思われる。
これなら「抵抗膜方式」や「静電容量方式」のようにタッチパネルを液晶の前面に貼り付ける必要が無く、トランジスタ形成時に同時に光センサーを作りこむので製造コストも少なくて済みそうである。
唯一問題となりそうなのは光センサーを埋め込んでいるのでその分透過率が低くなり輝度が落ちそうであるが、従来のタッチパッドを液晶面に貼り付けた状態よりは明るいかもしれない。
この「光センサー液晶パッド」はハード的には確かに楽しそうではあるが、実際の商品としては何がメリットになるのだろうか?似たようなハードでよく売れているものを思い浮かべると、そう「NINTENDO DS」が最初に浮かんでしまう。
そう考えるとハードだけではなくソフト(アプリケーション)が重要になるだろう。
PC-NJ70A の標準で使える機能としては「手書き文字・イラスト」「ランチャー」「電卓」「辞書」「ゲーム」だが、これだけでは何ともあたりまえ過ぎる。
いっその事、USB接続の「光センサー液晶パッド」とアプリケーション開発が出来るように SDK を公開して、フリーソフトを沢山作らせたほうが良いのではないだろうか?
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