2008年3月31日月曜日

NEC PC-VP-WP17

今回は、前回と同じ HARD OFF で仕入れたジャンク AC アダプター NEC PC-VP-WP17 (19V/3.16A) である。

ここで売られている AC アダプターは動かないものは殆どなくいつも安心して購入している。
しかし、この AC アダプターは袋詰めしてあり、更に2個も棚置きされていてとても怪しい...
いつもならコンテナ BOX に投げ入れられて売られているが、840円と安い値段なのに棚置きとなれば何かしらの不具合が隠されているようだ。

と、そんな事を頭の中で考えながら2つの袋をレジに...そう、ゴテ屋は怪しいものが好きなのだ。(笑)

早速と動作確認すると、最初の1つは DC 出力ケーブルが少し痛んでいるだけで見事に通電したが、もう1つはまったく出力が出ない。おぉ、本物のジャンクだ!

最近の AC アダプターは徹底的なコストダウンのためかネジが使われてなく接着剤で張り付けてある。更には、通電確認用のインジケーター部分があるのに基板には LED も付いていない。
分解するのにすぐに思いつくのは、マイナスドライバーなどの先の薄いものでこじ開けたくなる。しかし、無理にこじ開けると組みなおしたときに傷だらけで格好が悪くなってしまう。

そんな時は「叩き割る」のがいいのである!?

本当に割ってしまったらもっと悲惨であるが、要は叩くことで接着剤で張り付いている弱い部分を割ってしまうのだ。傷があまりつかないようにするにはプラスチックハンマーが丁度いいようで、接合部全体を軽く叩きながら様子を見て殻割りするといいだろう。

さて、殻割が出来たところで本題に戻そう。

シールド版の半田を取って絶縁シートと一緒に取り外すと...

サーミスタの取り付け部分の基板が燃えてしまっている。どうやら半田クラックのまま使い続けているうちにスパークしてた所から炭化して、更に熱も加わり基板が燃えてしまったようだ。この程度で済んでよかったが、下手をすれば発火していただろう。

とりあえず部品にはダメージが無いようなので基板の補修のみで動きそうだ。適当に基板パターンを補修して修理完了である。

これで使える AC アダプターが2個手に入った。またジャンクノート PC でも仕入れるかな?

2008年3月30日日曜日

Pioneer X-RS7

1ヶ月以上仕事漬けの毎日であった...

さて、久々のネタは Pioneer CD/MD ミニコンポーネントシステム X-RS7 である。
約8年前の製品ではあるが、HARD OFF のジャンクコーナーで見かけたときにケブラー繊維を配合したスピーカーが気に入ったので購入してみた。

当然ジャンクコーナーにあった商品であるので何かしらの不具合があるだろうと思ったが、動作確認すると次々と誤動作の嵐が...

あぁ忘れてた、Pioneer ってメカ系が弱いんだった!

これだけで故障か場所が分かってしまう「あなた」は結構ジャンクをいじってますね。(笑)

そう、Pioneer のメカ系で多く使われているリミットスイッチの誤動作が原因だ。

各部のリミットスイッチを全部交換してあげれば修理はできるが、同じスイッチを探すのが面倒である。
まあ、接点不良なのでクリーナーで洗浄と接点復活剤にて応急処置しておこう。

8年モノだから寿命と言えばそうなのだが、安いスイッチを使わないでフォトカプラで設計してください。>Pioneer